この移行は一朝一夕に進んだわけではない。教科書会社や教育現場での議論を経て、徐々に浸透していった。しかし、急激な変化に対応できなかったのは大人たちだ。「いい国作ろう」と信じて疑わなかった世代にとって、子どもの宿題を手伝う際に直面する「1185年」の文字は、ちょっとしたカルチャーショックである。
教育現場の教員からも、「最初は戸惑う生徒もいたが、今や1185年がスタンダード。むしろ親世代の認識をアップデートする方が難しい」との声が聞かれる。ジェネレーションギャップは、スマートフォンの使い方だけでなく、歴史の年号という意外な場所にも潜んでいる。