かつて北総線といえば「運賃が高い路線」と揶揄されることも少なくなかった。しかし、段階的に実施された運賃値下げ改定から数年が経過した現在、その負のイメージは完全に払拭されている。通学定期の大幅値下げをはじめ、日常の移動コストが激減したことは、街の人口動態に決定的な影響を与えた。
交通費の負担感が薄れたことで、沿線全体の居住ハードルが一気に低下。新柴又駅周辺も例外ではなく、子育て世代の流入に拍車がかかった。「昔のイメージで敬遠していた人が、現在の運賃と利便性を知って驚くケースが多い」と地元の不動産業者は明かす。