扉を開けると、そこはまるでアメリカンプロレスの殿堂だ。天井から壁の隅々まで、所狭しと貼られたレスラーたちの写真。ハルク・ホガン、スタン・ハンセン、アンダーテイカー……往年のレジェンドから現代のスーパースターまで、巨漢たちが異国の地・東京で鋭気を養った証拠が刻まれている。
この店がレスラーたちの「ホーム」となったきっかけは、かつて来日したレスラーがその圧倒的なボリュームと味に惚れ込み、口コミで仲間に広めたことだった。レスラー界では「リベラのステーキを食べなければ日本に来た気がしない」とまで囁かれたという。店内に満ちる独特の熱気は、彼らが残していったエナジーの残像なのかもしれない。