朝靄が晴れ渡るみなとみらいの埠頭に、一際異彩を放つ建造物が佇んでいる。今年1月にオープンした次世代型の展示・文化複合空間「織田カルチャーヴィレッジ」だ。開館前から長蛇の列を作る来場者の熱気は、2026年の横浜が迎えた最大のトピックと言っても過言ではない。
現場を訪れると、老若男女さまざまな人々がデジタルサイネージに見入っていた。「これまでの歴史展示とはまったく違う。五感で揺さぶられる感覚がある」と話すのは、都内から訪れた30代の会社員だ。ただ観賞するのではなく、空間全体を体感する仕掛けが来場者を惹きつけて離さない。