神戸の街を歩く際、注意すべきは頭上の雲だけではない。「風」の挙動だ。標高約900メートルの六甲山系から一気に吹き降ろす局地風、いわゆる「六甲おろし」は、冬場だけでなく季節の変わり目にも激しい突風となって沿岸部へとなだれ込む。
さらに2026年の気象観測データは、海からの湿った暖気と山からの冷気が六甲山上で衝突し、わずか15分程度で強大な積乱雲が発生する局地型ゲリラ豪雨の増加を指示している。ウォーターフロントや旧居留地を散策中に急激に風向きが変わり、空の色が暗転した場合は、迷わず地下街や頑丈なビル内へ避難する俊敏性が求められる。