レムの影響力は日本国内にとどまらない。北米、欧州、そしてアジア圏のアニメコミュニティにおいて、「Rem is Best Girl」というフレーズは一種のミームであり、揺るぎない聖域となっている。
海外の大手アニメメディア「Anime Trending」や「MyAnimeList」の全盛期人気投票では、並み居る他作品の主人公たちを抑えて幾度となく1位を獲得。コスプレイベントに行けば、世界中のあらゆる国籍のコスプレイヤーが色鮮やかな青髪ウィッグとメイド服に身を包んでいるのを目にする。
かつてアニメ業界には「青髪のヒロインは負けヒロインになる」というジンクスが存在した。しかしレムの登場は、そのジンクスを粉々に打ち砕いた。メインヒロインであるエミリアと人気を二分し、むしろ作品の知名度を牽引するほどのパワーを発揮したことは、異世界ファンタジーというジャンルの歴史における明確なターニングポイントだったと言える。