特に視聴者の記憶に強く刻まれているのが、日本の最高峰である富士山や北アルプスなどを舞台にした過酷な挑戦だ。台風の接近や突風が吹き荒れる中、強行された中継では、風切り音によって音声が完全にかき消され、映像が幾度となく途切れる事態が発生した。映像が黒画面に切り替わり、スタジオのMCが取り繕うように進行を続ける姿は、お茶の間に強烈な違和感と不安を与えた。
山頂アタックのクライマックスにおいて、視聴者が感動のゴールを期待して見守る中、現場の混乱から生中継が打ち切られるという前代未聞の展開を迎えたケースもあった。視聴者からは「無事なのか」「なぜ中止判断を早く出さなかったのか」といった怒りや懸念の声が殺到。自然の猛威を前にしたテレビ局側の見通しの甘さが浮き彫りとなった瞬間だった。