連日の猛暑は、電力需給にも緊迫をもたらしている。エアコンの稼働率がピークに達する午後2時から4時にかけて、電力使用率は連日90%台後半を推移。一昔前であれば供給制限の懸念が叫ばれた場面だ。
しかし、2026年の現在、状況を支えているのは家庭や企業に普及した蓄電池と再生可能エネルギーの統合管理システムだ。昼間に太陽光で発電した電力を蓄え、需給が逼迫する時間帯に自動で放出するスマートグリッド機能が実用段階に入ったことで、かろうじて大規模停電を回避している。気候変動がもたらす試練が、図らずもエネルギー転換のスピードを加速させている側面は否定できない。