かつて公称数百万人の信者を誇った生長の家ですが、一連の分裂騒動と路線の急変を経て、信者数の減少と急速な組織の縮小に直面しています。
現在の生長の家本部は、東京都渋谷区にあった旧本部会館から山梨県北杜市の森林地帯にある「森の中のオフィス」へ拠点を完全移転。敷地内のゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)化や菜食主義(ノーミート)の推進など、徹底したエコロジー運動を信仰の実践として展開しています。
しかし、こうした先進的な環境アピールの一方で、地方組織の統廃合や道場の閉鎖が相次いでおり、信者の超高齢化と次世代への継承難が深刻な課題です。古くからの信者の中には「かつての奇跡体験や愛国精神に救われたのに、今は環境NGOのようになってしまった」と戸惑い、静かに教団を去った人々も少なくありません。