魅力あふれる大谷石アウトレットだが、無計画な購入は禁物だ。天然の凝灰岩ならではの特性と弱点を正しく理解しておく必要がある。
第一に、大谷石は他の御影石や大理石に比べて柔らかく、吸水率が高い。水がかかり続ける場所や、凍結融解が繰り返される極寒地の屋外施工では、石表面が崩れる「風化現象」が早く進む恐れがある。
第二に、重量の問題だ。300×600×30mmの板材は1枚あたり約9〜10kgの重さがある。10枚で100kg近くなるため、室内壁に貼る場合は下地補強が不可欠となる。石材用接着剤の選定と安全対策を怠ると、落下事故につながる危険がある。
検品時のチェックポイントは以下の通りだ。
- クラック(ひび割れ)の有無: 表面の貫通ひびは施工後に割り欠ける原因となるため厳禁。
- 「ミソ」の崩れ具合: 大きなミソが端部にあり、指で触ってポロポロ落ちないか確認する。
- 厚みのバラツキ: 目地幅を揃える施工をする場合、厚みの誤差が仕上がりに影響する。