「無料素材サイトで見つけたから自由に使って良い」という認識は、著作権侵害や規約違反のリスクを孕んでいます。近年、WebマーケティングやSNSプロモーションにおける権利関係のトラブルは増加の一途をたどっています。
第一の盲点は、「商用利用可」の適用範囲です。多くの無料ストックサイトでは、チラシへの掲載や社内報での使用は許可されているものの、「素材そのものをメインとした商品の販売(Tシャツ、マグカップ、LINEスタンプなど)」は禁止事項(エンドプロダクト販売禁止)に指定されています。
第二に、1つの制作物内で使用できる「素材点数の上限」です。大手素材配布サイトでも、無料会員の場合は「1つの商用制作物につき利用は20点まで」といった上限規約が設けられているケースが少なくありません。規約を見落としてチラシ全体を同一サイトの素材で埋め尽くした結果、利用規約違反の警告を受ける事例も報告されています。