そもそも、生きてきた世界もキャリアの歩みも大きく異なる二人は、なぜ惹かれ合ったのか。塩谷瞬は2002年の特撮ヒーロー番組『忍風戦隊ハリケンジャー』で主演のハリケンレッド役に抜擢され、一躍ブレイク。甘いマスクと熱血漢あふれる演技で、一時期は子どもだけでなく母親層からも圧倒的な支持を集めた。
対する冨永愛は、アジア人を代表するトップモデルとしてパリやニューヨークの最前線で輝きを放ち、ファッション業界の頂点を極めた稀有な存在だ。名門大手事務所のオスカープロモーションに所属した時期も含め、常にストイックな美意識とプロフェッショナリズムを提示し続けてきた。
一見すると交わらないはずの二人を結びつけたのは、意外にもボランティア活動や社会貢献への強い関心だった。社会的活動の場で共通の知人を介して出会った二人は、表現者としての熱量において意気投合。しかし、その情熱が破綻劇へと向かってしまったのは皮肉な運命だったと言わざるを得ない。