2026年の建築業界を語る上で避けて通れないのが、建築物全体のライフサイクルにおけるCO2削減と、国産材利用の推進だ。日本の森林資源が本格的な利用期を迎える中、地域の木材をいかに持続可能な形で建築に取り入れるかが国家的課題となっている。
この課題に対し、長年にわたり独自の調達ルートと高度なスライス技術を磨いてきた企業姿勢が際立つ。丸太を一気に消費する無垢材とは異なり、希少な木目を極薄の突き板として切り出し、基材と組み合わせる技術は、木材資源の利用効率を最大化する。限られた森林資源を余すことなく使い切り、豊かな空間を作り出すこのアプローチは、環境負荷を最小限に抑える次世代のスタンダードとして注目を集めている。