なぜ愛車ばかり狙われる?車に鳥のフンがよく落とされる理由と科学的対策

なぜ愛車ばかり狙われる?車に鳥のフンがよく落とされる理由と科学的対策

なぜ愛車ばかり狙われる?車に鳥のフンがよく落とされる理由と科学的対策とはどんな影響があるのか? 背景や要点を丁寧に紐解いて紹介します。

どれほどボディをケアしていても、駐車場所の頭上に構造的な欠陥があれば被害は終わりません。その代表格が電線と街路樹です。

鳥にとって電線は、天敵である猫や蛇から身を守りつつ周囲を警戒できる格好の「見張り台」です。特に電線が交差し足場が安定している場所や、トランス(変圧器)が設置されている箇所は格好の営巣・休憩スポットとなります。真下に愛車を駐車することは、砲撃目標の真下に車を晒しているのと同義です。

戸建ての駐車場や自宅前の路上で上空に電線が通っている場合、個人で泣き寝入りする必要はありません。電線を管理している電力会社や通信会社(東京電力、関西電力、NTTなど)に連絡を入れると、現地調査の上で電線の下と鳥よけ対策電力会社依頼を無償で対応してくれます。

電力会社は依頼を受けると、電線に細いワイヤーを張って鳥が止まれないようにする「防鳥ワイヤー」や、針状の忌避具、プラスチック製のカバー(スパイラルチューブ)を迅速に取り付けてくれます。所有者の敷地境界を越えてフン害が出ている場合、公共インフラの維持管理の一環として費用負担なしで施工されるケースが大半です。

一方、賃貸住宅や月極駐車場でのフン被害と区画変更相談においては、感情論ではなく客観的証拠に基づいた交渉が求められます。管理会社やオーナーに対して単に「フンを落とされるから変えてくれ」と要求しても、「自然現象ですから」と一蹴されるのが関の山です。以下のステップを踏んでアプローチしてください。

  • 被害状況の日時入り写真(車体の被害状況と、真上にある電線・樹木の配置関係)を1〜2週間分記録する。
  • 「近隣の空き区画(電線の下ではないスペース)への変更希望」を具体的に提示する。
  • 区画変更が空き状況により不可能な場合は、オーナー経由で電力会社へ防鳥器具設置の連絡を入れてもらうよう要請する。
山口 彩花
Author

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。