ミューイングは安全なセルフケアとして紹介されることが多いが、やり方を誤るとかえって逆効果になる。特に歯科医が警鐘を鳴らす3つのエラーを紹介する。
第一に、「噛みしめ」だ。舌を上顎に押し付けようとするあまり、奥歯をギューッと強く噛みしめてしまう人が多い。これを行うと顎関節に多大な負荷がかかり、顎関節症や偏頭痛、エラ張り(咬筋の肥大)を引き起こす。
第二に、「前歯への押し付け」である。舌先で上の前歯を裏側から強く押してしまうと、歯が前方に押し出されて「出っ歯」のような歯列不正を誘発する可能性がある。
第三に、「強すぎる力での圧迫」だ。力任せに上顎を押し上げる必要はない。ミューイングで大切なのは力強さではなく、正しく密着させた状態を「長く維持する」ことである。