IRの開業がもたらすインパクトは、単一の施設にとどまらない。試算によると、年間で数千億円規模のカジノ収益および非カジノ収益が見込まれており、近畿圏全体に及ぶ経済波及効果は年1兆円以上とも試算される。国内外から年間約2000万人の来訪者を見込んでおり、滞在型観光の定着によってホテル、飲食、交通、地場産業など広大な産業裾野への好循環を生み出すと期待されている。
また、日本国内において新産業として立ち上がる統合型リゾート産業は、数万人規模の新規雇用の創出を約束する。ディーラーやカジノ運営スタッフにとどまらず、国際会議の企画運営者、ラグジュアリーホテルのコンシェルジュ、セキュリティの専門家など、多様な職種で高度な人材需要が生まれる。若者の雇用創出や地方からの人材流入を促進し、関西経済全体の地盤を引き上げる足がかりとなるのは確実だ。