美由紀の人生を語る上で欠かせないもうひとつの柱が、実姉である女優・熊谷真実の存在だ。十代の頃から切磋琢磨し、互いの浮き沈みを見守り続けてきた姉妹の絆は、一般的な家族のそれを遥かに超えて強固である。
陽性の明るさで周囲を照らす姉と、どこかミステリアスな深淵を覗かせる妹。対照的な気質を持ちながらも、表現に対する真摯さにおいては完全に共鳴している。人生の節目や困難に直面するたび、ふたりは夜通し語り合い、支え合ってきた。酸いも甘いも噛み分けてきた姉妹が醸し出す飾らない連帯感は、観る者に深い温もりを感じさせる。