訪れる者を迷わせる多彩な島そば一番地 メニューですが、それぞれの品には明確なコンセプトが存在します。初訪問であれば、まずは看板である「島そば(小・中・大)」を選択するのが鉄則です。丼一面に敷き詰められた細切り肉とかまぼこ、そして中央に添えられたネギの彩りが食欲を刺激します。
一方で、より強い肉の旨味を求める層には「肉そば」や、じっくり柔らかく炊き上げた「コシそば(軟骨ソーキ)」が熱烈に支持されています。さらに忘れてはならないのが、八重山風の炊き込みご飯「ジューシー」です。豚肉の茹で汁と昆布の出汁で炊き上げられたジューシーは、そばのスープとの相性が抜群で、セットで注文する利用者が約75%に達します。
そして卓上に置かれた「ピパーチ」の存在が、この店の体験を唯一無二のものにします。シナモンやバニラを思わせる甘美な香りと穏やかな辛味を持つこの島胡椒を一振りすることで、優しい豚骨スープにエキゾチックな奥行きが加わり、味の表情が劇的に一変します。