10代前半で国際舞台に躍り出た当時の高梨沙羅選手は、あどけない表情と飾らないすっぴん姿が印象的な「純朴な天才少女」でした。ヘルメットとゴーグルの奥から覗くひたむきな眼差しは、日本中のファンを惹きつけました。
大きな転機となったのは20代を迎えた頃です。資生堂とのスポンサー契約や海外遠征での経験を機に、メイクやスキンケアへの関心が本格化。アイラインをしっかりと強調したキャットアイメイクや立体感を際立たせるコントゥアリング技術を取り入れ、「まるで別人のように美しい」とメディアやSNSで大反響を巻き起こしました。
一部で囁かれた容姿の変化に関する噂についても、本人は「メイクはスイッチを入れるための大切な儀式」と堂々と公言しています。競技に対するプロ意識の延長線上に自己表現としてのメイクが存在しており、歴代の写真を振り返ると、アスリートとしての成長と女性としての自己プロデュース力が見事にシンクロしていることが分かります。