「かむながら」は漢字で「神ながら」または「随神」と表記される。直訳すると「神のままに」「神に随って」という意味になるが、これは単純な服従を意味しない。
この概念が示すのは、人間が神の意志や自然の摂理と調和しながら生きる状態だ。つまり、人為的な作為や無理を排し、自然の流れに身を任せながらも主体性を持って生きる姿勢を指す。神道学者の間では「自然との一体感の中で生きる日本人固有の精神性」と定義されることが多い。
「道」という言葉が付くのは、これが単なる概念ではなく、実践すべき生き方、歩むべき道筋を示しているからだ。仏教の「仏道」、儒教の「儒道」と同様に、神道における修行や実践の道を表現している。