粗供養と志の違いとは?関西関東の決定的な地域差と失敗しない弔事作法

粗供養と志の違いとは?関西関東の決定的な地域差と失敗しない弔事作法

粗供養と志の違いとは?関西関東の決定的な地域差と失敗しない弔事作法とは一体何なのか? 主要なファクトを簡潔に解説します。

表書きと並んで頭を悩ませるのが、返礼品の選定と予算配分です。品物選びの鉄則は、悲しみを後に残さないための「消えもの」(消費して消えてなくなるもの)を選ぶことです。

伝統的には日本茶、海苔、個包装の和菓子・洋菓子、調味料などが定番とされてきました。また、「悲しみを拭い去る」「白装束で仏の道へ旅立つ」という意味合いから、上質な今治タオルや白タオルも定番中の定番です。一方で、四つ足生臭ものと呼ばれる生肉や生魚、お祝い事を連想させる酒類・昆布・鰹節などは、弔事の返礼品としては絶対に避けるべきタブーとされています。

引き出物の金額相場は、参列者1人あたり2,000円〜5,000円程度が標準的です。参列者からいただく御仏前の相場が1万円〜3万円であることを考慮し、当日の会食(お斎)の飲食代と引き出物を合算して「お返し」とする計算が成り立っています。近年では参列者の持ち帰りの負担を考慮し、軽くてかさばらない「弔事専用カタログギフト」を選択する施主が全体の45%超を占めるなど、実利性を重視する傾向が顕著です。

ここで最も注意すべき落とし穴が、「当日返しの過不足」です。通夜や葬儀の当日に香典返しを一律の品物(3,000円程度)で手渡す「即日返し」を採用した場合、高額な香典(3万円〜10万円以上)を包んでくださった方に対しては、後日改めて四十九日法要の後に差額分の品物(志・満中陰志)を送らなければマナー違反となります。「当日に粗供養を渡したからすべて完了した」と勘違いし、高額香典への追返礼を失念してしまうトラブルは後を絶ちません。

吉田 誠
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吉田 誠

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