世界の現代アートファンが目的地として掲げる瀬戸内の島々。2026年は、アート作品を鑑賞するだけでなく「作品と暮らすように泊まる」滞在体験がさらに洗練された。直島にオープンした環境調和型のラグジュアリーヴィラは、建築家が設計した個室から直接瀬戸内海を臨み、館内には一点物の現代美術品が密かに配されている。
小豆島では、樹齢数千年のオリーブ畑に囲まれた古民家を再生したブティックホテルが人気を博す。静寂のなかで波の音を聴き、瀬戸内の食材をふんだんに使ったシェフ特製のコース料理に舌鼓を打つ。かつてのイベント型アート観光から、心身を癒やす「サステナブルなラグジュアリー滞在」へのシフトが着実に進んでいる。