2026年現在、上皇ご夫妻は東京都港区元赤坂の赤坂御用地内にある「仙洞(せんとう)御所」でお静かに暮らされています。
上皇陛下は現在92歳、上皇后美智子さまは91歳を迎えられました。ご高齢に伴い、以前に診断された上皇陛下の右心不全の兆候や無症状の心筋虚血などに対しては、専任の医療チームによる日々の血圧測定、水分・塩分コントロール、投薬治療が慎重に継続されています。大きな健康不安は報じられておらず、ご体調は極めて安定した状態を保たれています。
仙洞御所での典型的な1日のスケジュールは極めて規則正しいものです。
- 朝:規則正しく起床され、御所の庭園を美智子さまと腕を組んでゆっくりと散策。朝食後には新聞各紙や書籍に目を通される。
- 日中:皇居内にある生物学研究所へ週に1〜2回程度通われ、専門である「ハゼ科魚類」の形態比較やDNA解析のデータ確認に従事。
- 夕方:宮内庁職員との懇談や、美智子さまとの音読・音楽鑑賞の時間を大切に過ごされる。
特筆すべきは、上皇陛下の生物学者としての卓越した業績です。上皇陛下はこれまでにハゼ科の新種を多数発見・命名されており、日本魚類学会の査読付き学術論文誌などにも多数の論文を発表されてきました。退位後も2026年には新種のハゼ2種(セボシフタスジハゼなど)に関する共同論文を発表されるなど、90代を迎えられた現在も国際的な分類学界に貢献し続けています。