俳優としてキャリアを積んでいた彦摩呂さんに大きな転機が訪れたのは、1990年代半ばのことでした。情報ワイドショー番組『情報ツウ』や『スーパーJチャンネル』などのリポーターに抜擢されたことが、彼の人生を大きく変えることになります。
当時、役者としての仕事に伸び悩んでいた彦摩呂さんは、生き残りをかけて「求められた現場で誰よりも全力を尽くす」と決意。グルメリポートの現場では、一口食べて終わりにするのではなく、「作ってくれた料理人への敬意として、出された料理はカメラが止まっても必ず完食する」という愚直なルールを自らに課しました。
過密スケジュールの中、1日に4〜5軒の飲食店をハシゴしてフルコースを平らげるロケが日常化。年間で数百軒以上を食べ歩く生活を何年も続けた結果、消費カロリーを摂取カロリーが遥かに上回り、体型が劇的に変化していきました。つまり、彦摩呂さんの体型の変化は単なる不摂生ではなく、タレントとしての生き残りをかけたプロ意識の結晶だったのです。