日本の不動産業界において、賃貸市場のダイナミズムを映し出す大手住宅情報ポータルサイトのデータも興味深い動向を示している。SUUMOやLIFULL HOME'Sが公表する検索トレンドや意識調査によると、都市部における賃料上昇を背景に、あえて1LDKを選択肢から外さないプレパパ・プレママ層が増加傾向にある。
かつては「1LDK=単身者あるいはカップル向け」という固定観念が強かった。しかし、物件検索条件において「収納充実」「駅徒歩距離」「リノベーション済み」を優先し、部屋数よりも生活の利便性や物件のクオリティを重視する層が増えている。不動産業界側もこうしたニーズを捉え、1LDKでありながら可動式間仕切りを備えたフレキシブルな間取りの提案に力を入れ始めている。