この組み合わせは、単に美味しいだけではない。栄養学的にも理にかなっている。ナスの皮に含まれる特有のポリフェノール「ナスニン」は、強い抗酸化作用を持つことで知られている。しかし、ナスは水分が多く、そのままでは栄養の吸収率が上がりにくいという弱点があった。
ここで活躍するのがチーズの脂質だ。ナスニンをはじめとする脂溶性の栄養素は、油分と一緒に摂取することで体内への吸収率が劇的に高まる。また、ナスに不足しているタンパク質やカルシウムをチーズが完璧に補うため、一皿で栄養バランスが整う。美味しく食べて、体にも良い。この事実が、健康志向の高いシニア層の心をも掴んでいる。