2026年の現在、私たちは急速な環境変化の只中にいる。気候変動、生物多様性の喪失、都市化の加速。人間と自然の関係は、かつてないほど緊張状態にある。
こうした時代において、津田直の写真が持つ意義は大きい。彼の作品は、警告でもプロパガンダでもない。ただ静かに、風景の中に刻まれた時間を示す。それは観る者に思考の余地を与える。
記録者としての責任
写真家は記録者でもある。今この瞬間の風景を記録することは、未来への証言でもある。津田が20年以上にわたって撮影してきた世界各地の風景は、地球環境の変化を示す貴重なアーカイブでもあるのだ。
彼の写真を10年後、50年後に見返したとき、私たちは何を感じるだろうか。おそらく、今とは違った意味を見出すはずだ。それもまた、時間を扱う津田の作品の特性だ。