敷地に足を踏み入れた瞬間に感じる異国情緒は、安易なイミテーションでは決して生み出せない。建材の質感、壁の塗り壁の風合い、アイアンワークの曲線美に至るまで、現地プロヴァンス地方の伝統美学が息づいている。
荘厳な大聖堂に一歩足を踏み入れれば、高い天井に響き渡る聖歌隊の歌声とパイプオルガンの重厚な調べが空気を震わせる。ステンドグラスから差し込む柔らかな自然光が、バージンロードを歩むふたりを包み込む瞬間は、息を呑むほどドラマティックだ。
チャペルを出ると、青空の下に広がる広場とプライベートガーデン。街全体がふたりとゲストのためだけに貸し切られる贅沢さは、一般的なホテルや複合ビル内の式場では到底味わえない圧倒的な没入感をもたらしてくれる。