武道館公演にまつわる炎上の多くは、特定のパターンを経て拡大します。その代表例が「2階席の黒幕(暗幕)対応」です。券売が伸び悩んだ公演では、空席が目立たないよう2階席の中段から上段にかけて黒い布をかぶせ、照明を落として視覚的に隠す処置が取られます。この黒幕が張り巡らされた光景を目撃した観客が「2階席がほぼ全滅だった」と投稿し、一気に火がつくケースが後を絶ちません。
ネットの反応を見てみると、まとめサイトやSNS上では以下のような厳しい声が目立ちます。
「武道館の安売り。実力が見合っていないのに見栄だけで立つからこうなる」
「招待券やタダ券を直前にバラ撒いていた時点で察していた」
「ガラガラの中で歌うアーティスト本人が一番可哀想」
一方で、過剰なバッシングに対して現場にいたファンからは「開演前の座席写真だけで判断されている」「音響機材スペースとして最初から販売されていなかった」といった反論も上がります。特に開場直後のまだ観客がまばらな時間帯に撮影された悪意ある写真が、あたかも本番中の光景であるかのように切り取られて拡散されるデマも頻発しており、情報を受け取る側のリテラシーも試されています。