競合関係にある株式会社大創産業(ダイソー)もまた、推し活需要を取り込んだチケット収納アイテムを精力的に展開している。両者のアプローチには明確な個性の違いが存在する。
ダイソーの強みは、圧倒的なスケールメリットを活かした「大容量・ハードケース志向」にある。一度に数十枚から数百枚のチケットをまとめて保管できるボックス型や、分厚いPP素材を用いた堅牢なファイルが目立つ。対してセリアは、「鑑賞性の高さとカスタマイズ性」で際立つ。バインダーの金具の見えにくさ、スリーブのジャストフィット感、リフィルを自由に入れ替えられる柔軟性など、鑑賞用として手元に置いておきたくなる繊細な意匠はセリアに軍配が上がる。保管枚数と耐久性を最優先するならダイソー、見栄えとコレクションの美しさを追求するならセリアという住み分けが成立している。