渡辺江里子が明治大学で学んだ日本文学は、現在の漫才の台本作りやトーク回しに大きな影響を与えている。緻密に計算された言葉選びと、相手を傷つけない優しい毒気の絶妙な塩梅は、彼女の文学的素養の賜物だ。
大学時代の彼女は読書や演劇鑑賞に没頭し、言葉が持つ多面的な面白さを追求していたという。ステージ上で披露される美声の歌唱やクリアな滑舌も、言葉を大切に扱ってきた学生時代の積み重ねが根底にある。知的さをあえて前面に出さず、庶民的なおばさんキャラとして消化する技術こそが、多くの視聴者を惹きつける大きな強みとなっている。