「周りが女性ばかりで自分だけ浮いてしまうのではないか」——受講を検討する男性から最も多く寄せられる不安の声がこれです。しかし、実際のスタジオ内を取材すると、その心配はあっけないほど拍子抜けに終わります。
現在の料理教室業界において、男性の参加率は着実に向上しています。特に駅ビルや複合施設に位置する開放的な店舗では、仕事帰りの会社員や休日の趣味として通う男性がごく自然にレッスンを受けています。テーブルごとの少人数制(最大4人程度)で進行するため、参加者は目の前の作業に集中しており、周囲の目線を気にする余裕すらありません。
多様化するカルチャースクール市場において、料理は単なる家事の手伝いを超え、個人のリフレッシュやスキルの獲得として再評価されています。健康維持や食育・ライフスタイルの改善を志す20代から60代まで、幅広い男性たちが自分自身のペースで包丁を握っています。注目の男性の習い事として、その心理的ハードルはかつてないほど下がっています。