上場企業が金融庁に提出する有価証券報告書などのEDINET開示情報や最新統計データを紐解くと、グループ全体の給与水準と収益構造の立体的な姿が浮かび上がる。グループの中核を担う主要子会社の年収水準は、担う事業の付加価値や専門性に直結している。先端素材やバイオテクノロジー事業を担当する子会社では、同業他社や業界平均を上回る提示が目立つ場面も珍しくない。
最新の組織再編における最大の焦点は、重複事業の統合整理と成長分野への集中的なリソース配分だ。かつては地域や製品ラインごとに細分化されていた拠点が、グローバルな事業本部制のもとで再編・最適化されている。業界シェアの観点でも、ディスプレイ用ガラスや建築用ガラスといった伝統的領域で堅固なシェアを維持しつつ、利益率の高い高機能化学品や電子材料分野への舵切りを強烈に推し進めている。