比較の文脈で多くの学習者がつまずきやすいのが、「más que」と「más de」の使い分けです。一見似ているこの2つには、明確な境界線が存在します。
① 通常の比較・文と文の比較は「más que」
2つの対象(人、物、行動)を比較する場合は、原則として「que」を使用します。
・Juan come más que Pedro.(フアンはペドロよりも多く食べる。)
② 数字や数量が続く場合は「más de」
「〜以上の(more than)」という意味で、直後に具体的な数値や数量表現が来る場合は「de」を選択しなければなりません。
・Tengo más de 1,000 pesos.(私は1,000ペソ以上持っている。)
・Esperé más de dos horas.(2時間以上待った。)
ただし、否定文で「〜しか…ない(only)」を強調する構文(No tengo más que 1,000 pesos=私は1,000ペソしか持っていない)では例外的に「más que」が使われるため、肯定文の数値の前には「más de」と覚えておくのが確実です。