医療機関や保健現場で広く採用されている飲酒習慣スクリーニングテストを用いることで、自身の飲酒習慣に潜むリスクを迅速に把握できます。代表的な指標である「CAGE(ケージ)テスト」と「AUDIT(オーディット)」の2種類を紹介します。
まずは、わずか4つの問いに「はい」「いいえ」で答える最もシンプルなCAGEテスト質問項目です。
- C(Cut down):自分の飲酒量を減らさなければいけないと感じたことがありますか?
- A(Annoyed):他人に自分の飲酒を批判され、腹が立ったり苛立ったりしたことがありますか?
- G(Guilty):自分の飲酒について、罪悪感や申し訳なさを感じたことがありますか?
- E(Eye-opener):朝起きた直後、神経を落ち着かせたり二日酔いを治すために迎え酒を飲んだことがありますか?
判定の目安として、2項目以上当てはまる場合はアルコール依存症の疑いが高いと評価されます。特に「朝の迎え酒(Eye-opener)」に該当する場合は、すでに身体がアルコールに強く依存している警告サインです。
さらに詳細なアルコール依存症セルフチェックシートとして世界保健機関(WHO)が推奨するのが「AUDIT」です。飲酒頻度、1回あたりの飲酒量、コントロール喪失の有無、飲酒による受傷歴など全10問(合計40点満点)で構成されます。
一般的なAUDITテスト判定基準は以下の通りです。
- 0〜7点(低リスク):適切な飲酒習慣を維持できている状態。
- 8〜14点(危険な飲酒):プレアルコホリズムや有害な使用の恐れがあり、減酒指導や節酒が推奨されるレベル。
- 15点以上(アルコール依存症疑い):依存症の可能性が極めて高く、専門医療機関での精密なアルコール依存症危険度判定と受診が必要な状態。