八代亜紀さんの結婚歴を振り返る上で欠かせないキーパーソンが、元夫の増澤清(ますざわ きよし)氏です。2人の出会いから結婚生活、そしてビジネスパートナーとしての軌跡は、昭和・平成の芸能界における象徴的な関係性のひとつでした。
増澤清氏は八代さんより数歳年下で、もともとはバンドのボーカルや歌手として芸能活動を行っていました。その後、裏方へと転身し、八代亜紀さんの付き人兼マネージャーとして現場を支えるようになります。長年の献身的なサポートと深い信頼関係が実を結び、1994年、八代さんが44歳のときにハワイで挙式を行いました。当時、演歌界のトップスターが長年苦楽を共にした愛弟子のようなマネージャーと結ばれたニュースは、メディアで非常に温かい祝福を受けました。
結婚後の増澤氏は、八代さんの個人事務所である「株式会社ミリオン企画」の代表取締役社長に就任。公の場や記者会見でも、恰幅が良く落ち着いた風貌の増澤氏が八代さんに寄り添う姿が度々報じられ、当時のワイドショーやスポーツ紙には2人が寄り添うツーショットの顔写真が数多く掲載されました。私生活の夫であると同時に、歌手・八代亜紀をプロデュースし、絵画展のマネジメントをも統括する絶対的なビジネスパートナーとなったのです。
関係者の証言によると、増澤氏は八代さんの喉のケアからステージ演出の細部に至るまで目を配り、八代さんもまた「主人がいてくれるから私は安心して歌に集中できる」と公のインタビューで語るなど、27年もの間、絵に描いたような二人三脚のパートナーシップを築いていました。