白く美しい個体を維持し健康に育てるためには、基本的な飼育環境の構築が欠かせない。ケージ内の温度は暖突やパネルヒーターを用いてホットスポットを30℃前後、クールスポットを26℃前後に保ち、温湿度勾配を作ることが鉄則だ。湿度は40%〜60%を意識し、脱皮前にはウェットシェルターを設置して湿度を高める工夫が求められる。
ここで初心者が見落としがちなのが「黒化(環境による体色変化)」だ。環境温度が低すぎたり、強いストレスを感じたりすると、せっかくの白い肌がくすんだ黒っぽい色に変化してしまうことがある。病気と勘違いして慌てるケースも多いが、適切な温度管理と静かな環境を提供することで元の明るい体色に戻ることが多い。愛護活動や飼育啓発を行う日本爬虫類両生類協会の指針にもある通り、適切な温湿度維持はストレス軽減の第一歩である。