「バイクの森」に関してネット上で最も誤解されているのが、「2010年閉館時にあった130台の名車コレクションはどこへ消えたのか」という点である。
一部の掲示板や噂では「町が借金返済のために売り払った」「散逸してしまった」などと語られることがあるが、これは事実と異なる。当時展示されていたクラシックバイクの大部分は、イタリアの収集家(イスマエレ・モト氏のコレクション等)や関係機関から「借託(ローン契約)」されていた車両であった。したがって閉館に伴い、契約に基づいて所有者の元へ安全に返還、あるいは国内の一部の博物館や適正な個人コレクターへと引き渡されたのが真実である。
行政の保有資産を無理に売却・散逸させたわけではなく、維持コスト過大による契約終了と適正な返還が行われた結果である。この事実を知っておくと、現在の「アライヘルメット」との強固なパートナーシップによる展示形式がいかに現実的で持続可能なアプローチであるかが理解できるはずだ。