最新の気象解析データと服飾調査を照らし合わせると、半袖を解禁する明確なボーダーラインは「最高気温25℃」にある。日本気象協会が発表する「服装指数」や気象庁が蓄積したアメダス観測データによれば、気温が25℃を超えると人間の身体は本格的な放熱モードに入る。この「25℃の壁」を超えると長袖では蒸し暑さを感じやすくなり、半袖トップス主体のコーディネートが圧倒的に快適となる。
一方で、最高気温が20℃〜24℃のゾーンは最も判断が難しい過渡期だ。この気温帯では、日中の日差しのもとでは半袖でも過ごせるが、日陰に入ったり風が吹いたりすると急激に肌寒さを覚える。七分袖や、半袖の上にサッと羽織れるリネンシャツ、薄手のカーディガンを組み合わせたレイヤードスタイルこそが、寒暖差をしなやかに受け流す知恵と言える。