かつてのサンリオといえば、自社店舗や百貨店コーナーでの物販依存度が高く、在庫リスクや店舗運営コストが利益率を圧迫する構造に悩まされていた。しかし、今回の発表で示された営業利益率は30%のラインを優に突破。世界的なエンターテインメント企業であるディズニーや各国の主要IPホルダーと比較しても、見劣りしない収益体質を作り上げた。
この変化をもたらした最大の要因は、自社製造・直営販売にこだわりすぎない「柔軟なライセンスアウト戦略」へのシフトだ。世界各国のパートナー企業に対し、地域特性に応じた商品開発権や展開権を迅速に付与。自社で抱える固定費を極限まで抑えつつ、世界中で発生する売上からロイヤリティ収入を効率的に吸い上げる仕組みが完全に機能し始めている。