北海道千歳市に拠点を置く「もりもと」の歴史は、昭和24年(1949年)に創業者である森本吉太郎氏がパン製造販売を始めたことからスタートした。戦後の復興期から地域の人々の腹ペコを満たし、やがてパンのみならず和菓子や洋菓子へと幅を広げ、本格的な和洋菓子製造業として揺るぎない地位を築き上げた。
現在、その象徴となっているのがリニューアルを遂げた「千歳本店」だ。ガラス張りの明るい店内には、焼きたてのパンから色とりどりのケーキ、伝統的な和菓子までがずらりと並び、地元の常連客と全国からの観光客で常に活気に満ちている。千歳本店ならではの限定スイーツや、焼きたてをその場で味わえるイートインスペースも設置されており、まさにブランドの哲学を体現する聖地と言える。
森本吉太郎氏が掲げた「おいしいお菓子を通じて笑顔を届ける」という精神は、時代を超えて現在のモノづくりにも息づいている。北海道産の小麦、小豆、砂糖、そして希少な果実ハスカップなど、地元農家との強い絆から生まれるフレッシュな素材使いこそが、もりもとの最大の強みだ。