独特な螺旋構造を持つ九十九里ビーチタワーを訪れようと計画する際、最も気になるのが「今でも上まで登れるのか」という点です。結論からお伝えすると、タワーの階段および展望スペースへの立ち入りは禁止されており、登頂ゲートは厳重に閉鎖されています。
閉鎖に至った最大の要因は、太平洋の直近という立地ゆえに避けられない深刻な塩害と経年劣化です。1988年(昭和63年)の完成から長い年月が経過し、鉄骨部分の腐食やコンクリートの剥離リスクが指摘されたため、管理自治体によって来訪者の安全を最優先とする保全措置が取られました。
「閉鎖」と聞くと施設全体に近づけない印象を受けがちですが、不動堂海岸の砂浜一帯は自由に散策できます。足元からタワーを見上げるアングルや、広大な砂浜と組み合わせた外観の撮影は制限されておらず、現在も多くの観光客や写真愛好家がその威容を目当てに足を運んでいます。