Osaka Metro中央線沿線の利便性が評価され、九条エリアはここ数年で若い世代や子育て世帯の移住先として人気を集めるようになった。かつての「ディープで近づきがたい街」というイメージは、一歩路地に入れば広がる現代的なライフスタイル空間によって急速に塗り替えられつつある。
昭和初期の木造建築と最先端の賃貸マンションが背中合わせに立つ。地元の不動産事業者は「かつては特定の目的を持つ人だけが訪れるエリアだったが、今では路地裏の古民家カフェやアートギャラリーを目当てに歩く若者も増えた」と語る。この緩やかな交差こそが、現在の九条が持つ独特の熱気を生み出しているのだ。