現代の表現シーンにおいて、季語をどのように扱い、次世代へ継承していくかについての議論は非常に活発だ。その中心を担うのが、表現の自由と現代性を探求する現代俳句協会と、格式ある古典的美意識を重んじる日本伝統俳句協会の存在である。
両者はそれぞれアプローチを異にしながらも、現代人の感覚に響く言葉の探求を続けている。気候変動や都市化が進む現代社会において、かつての五感と現代の生活実感がどのようにずれてきているのかを検証し、新時代の季語を模索する取り組みは、俳句ファンのみならず一般の執筆者にとっても非常に刺激的な知見をもたらしている。