ネット上の掲示板やSNSでは、今なお「彬子女王の心臓病は命に関わる重病で、公務を継続するのは困難なのではないか」「ペースメーカーを入れていると新幹線や飛行機に乗れないのではないか」といった誤った憶測が散見されます。しかし、これらの言説は現代の医療技術の実態を知らない誤認に基づいています。
第一に、ペースメーカーは心臓病の末期治療ではなく、生活の質(QOL)を健康な状態に戻すための医療デバイスです。植え込み手術を完了した患者は、定期的な通電チェックやバッテリー残量検査を行っていれば、一般の人々と何ら変わらない激しい運動や多忙なスケジュールをこなすことが可能です。現に彬子さまは、術後も国内外の長距離移動や海外要人との公式行事を休むことなくこなしておられます。
第二に、「電磁波の影響による行動制限」という懸念も、現在の高機能シールド型ペースメーカーにおいては大幅に緩和されています。空港の保安検査場や新幹線車両の電磁波に関しても、専用の手帳(ペースメーカー手帳)を提示して適切な保安措置を講じることで安全に通過でき、身体活動に深刻な制約をもたらすことはありません。ネット上で囁かれる「重い後遺症を抱えている」という噂は、客観的証拠のない完全なデマであると言えます。