このブームの立役者となったのが、森永製菓の戦略転換だ。1973年の発売以来、子どものおやつとして愛され続けてきた同社の商品だが、大人のユーザーが隠れて購入している実態を察知。2018年、パウチ容器を採用し粒の大きさを通常サイズの約1.5倍に拡大した「大粒ラムネ」を投入した。
ビジネスバッグに入れても違和感のないスタイリッシュなパッケージデザインと、噛みごたえのある質感。このリブランディングは製菓産業全体に大きなインパクトを与えた。子どものおもちゃ箱から大人のデスク上へと主戦場を移したことで、ラムネ市場全体が底上げされ、他社も相次いで大人向けブドウ糖タブレット市場へ参入する事態へと発展したのである。