特定枠の活用方法は政党ごとに異なる戦略が見られる。自由民主党は主に合区対象となった県の出身者や全国規模の支持基盤を持つ団体推薦候補を上位に据える傾向が強い。地盤の安定を図るための現実的なツールとして定着させている。
対照的に、野党や新興勢力は話題性のある人物や象徴的な候補者を据える戦略を取る。例えば、NHK党(現・政治家女子48党等の後身を含む勢力や関連団体)やれいわ新選組などは、党のアイデンティティを象徴するタレントや当事者を特定枠に指定し、政党票そのものを掘り起こす戦術を展開してきた。各種のニュース・報道でも、こうした特定枠の「政治的レバレッジ」としての使い道が度々論じられている。