一方のユリエスキ・グリエルも、自らの軽率な行動を深く反省した。翌2018年のレギュラーシーズン、両者が再び対戦した打席でドラマが生まれる。グリエルは打席に入る前、ヘルメットを脱ぎ、マウンド上のダルビッシュに向けて深く頭を下げたのだ。
このグラウンド上での静かな謝罪に対し、球場からは温かい拍手が送られた。さらに非公式の場でも直接的なコミュニケーションが重ねられ、当事者間のわだかまりは氷解していく。ミスを認め、謝罪を受け入れるという道徳的なプロセスが、両者の間に確かなリスペクトを再構築したのだった。