光が強ければ、影もまた深い。深夜の熱狂の果てに待っているのは、容赦ない請求書の山だ。お気に入りの配信者に認知され、特別な存在になりたいという心理を利用した「ギフティング(投げ銭)」システムは、時に常軌を逸した金額に達する。一晩で数十万円を消費し、生活破綻に追い込まれるケースが後を絶たない。
消費者センターへの相談件数はここ1年で急増しており、その多くが「クレジットカードの限度額まで使い切ってしまった」「借金をしてまでチャットを続けてしまう」という深刻なものだ。しかし、自己責任の原則論に阻まれ、有効な救済措置や法的な歯止めは未だ整備されていないのが現状である。