東京の私立中学受験市場は二極化が極限まで進んでいる。人気校に志願者が集中する一方で、募集定員を大きく割り込む「定員割れ」が常態化している学校も少なくない。
定員割れが続くとどうなるか。当然、学校の財政状態は悪化する。設備投資が滞り、校舎の老朽化が進むだけでなく、優秀な教員の流出が止まらなくなる。さらに、生徒数が少なすぎることで、部活動が成り立たなかったり、多様な人間関係を学ぶ機会が失われたりするデメリットもある。
偏差値が下がり続けている学校には、それなりの理由がある。単に「入りやすいから」という理由だけで選ぶのは、極めてリスクが高いと言わざるを得ない。